グラデーション

気持ちを整理整頓

(汚い表現があります、ご注意ください。)

 

12月入ってすぐ体調を崩した。今までは、熱が出ても「沢山水飲んで、沢山寝れば治る」と思ってた、実際それで治してきたし。でもそれじゃ何ともならないことに直面していた。

 

2日間くらい身体のだるさと微熱があって、その時は市販の薬を飲んで寝れば熱は下がっていたけれど、その後の強い倦怠感と上がり続ける熱で完全にやられました。コロナワクチンの副反応でさえこんなに体調悪くならなかったので本当にビックリしたし、「コロナだったらどうしよう」と凄く不安になった。おそらくそうじゃないってことは分かっていたけれど「もしかしたら」を考えると不安でしょうがなかった。フラフラになりながら病院に行って「風邪による胃腸炎」と診断された。その日は薬を飲み、ずっと横になってた。凄くしんどかったけど、コロナではなくて良かった。

 

次の日は熱も下がり、何とか仕事に行った。でも倦怠感と腹痛がずっとあって、「ファイト私」精神で何とか乗り切った。(なんだそれ)倦怠感は消えていったけど、お腹を劇的に壊していた。あと、腹痛の影響もあり、食欲がなくなった。食べても気持ち悪くなってしまうから、大好きだったおやつにさえ手が伸びなくなった。

 

2回目受診しに行って、新たに薬が処方されたけど、お腹の調子も食欲不信もずっと治らず、ご飯も食べられないし、でもお腹は空くし、家に帰っても寝ること以外ほとんどしなくなった。ずっとゼリー系ばかり食べていて、そのせいかゼリーの味に飽きてしまい、また食欲が失せた。

横になれば楽になったけど、立ち上がったら具合悪くなる気がする、そんな事にも腹が立った。寝る前は「明日こそは体調が良くなってますように」と願うけど、朝起きて、動き始めるとお腹痛くなったりして、本当にムカついた。たった数日、ただの腹痛、だけど慣れてないから、いつもはこうじゃないから辛かった、普段の健康は大切でありがたいんだと感じた。

 

3回目受診しに行った。病院に行く度に血液検査をしており、今回は初めて数値が良くなっていた。その前の晩は、あまり腹痛を起こすことなく、ご飯もいつも以上に食べられてたから、この結果を聞いて一安心した。けど家帰ってきたら、今までにないくらいお腹が痛くなった、そして下から血が混ざった液体が出てきた。病院に電話したら「下痢が続いて、内臓が爛れているからだと思います。とりあえず薬を飲んでください」と言われた。確かにそうだと思ったけど、本当にびっくりした。調べたら、癌の可能性も…とか書かれているから凄く怖かった。でも、血はそれ以降出なかったので良かった。

 

体調が悪い間、本当に何にもできなかったし、する気も起きなかった。そして、推しのコンテンツを追わなくなった、音楽を聴かなくなった、ゲームもしなくなった。それらに手を伸ばす元気がなかった。最初は発熱やらなんやらで、それどころじゃなかったので何とも思わなかったけど、だんだんそれに対して“辛い”の感情がジワジワきてた。折角今推しがカムバに向けて色んなものを公開してるのに、いいところまでゲーム進められてるのに、は〜辛い、なんか辛い。今まで普通にできてたことが何もできてないから、全部キツい。

 

つまり何が言いたいか……健康じゃなきゃ何も出来ないんだなと思ったし、音楽や推しじゃ救えないものがあることが分かった。分かってたつもりだったけど、分かってなかったんだと思う。普通に生活できて、だからこそ楽しめるものがあるんだって思った。人によってその普通の水準は異なるだろうけど、自分にとって、趣味を楽しめる条件の一つは「健康であること」だと認識した。

自分の中に、自分でも気づかないような、どこかほんの少しでも「余裕」がなければ、どんなに好きなものでも入り込んでこないんだろうな〜と思った。きっとその「余裕」が、自分にとって「熱がない」「お腹が痛くない」みたいな、身体の健康だったんだと思う。そして、その時の自分には余裕はなかった。

 

あと、もう「沢山水飲んで、沢山寝れば治る」ものばかりじゃないし、それで全てが解決する年齢ではないってことも分かった。まだまだこれからかもしれないけど、以前の私よりは年齢を重ねているし、その時の私の環境と今とは違っているわけだから。自分をもっと労ってもいいのかもしれない。

 

今回改めて思ったこと、絶対に絶対に健康でいなきゃダメ!私にとって大切な人全員、もちろん自分も。

 

こんなに長く体調を崩したことがなかったので、体験記を書いてみた。たかが胃腸炎、されど胃腸炎、もう体調崩すのは嫌だ!!!